【ないしょの恋人】第01話

 都内にある撮影スタジオ。その一室では、1人の少女をモデルにして撮影がおこなわれていた。

 さまざまな景色や風景を投影できるヴァーチャルセット……今それが投影しているのは、どこかの海と砂浜だ。

 仮想の白い砂浜に立っているモデルの少女は、身長145センチほどの11歳の少女。

 癖の無い茶色の髪をロングにしている。

 誰が見ても、美少女だと思うことだろう。

 美しい彼女の名前は草壁結花(くさかべ・ゆか)、芸名はユカ。

 ユカは今、白いビキニの水着という格好だ。

 ビキニのブラで覆われているユカの胸には、まだ膨(ふく)らみは無い。

 ミュージックプレイヤーから流れるアップテンポの音楽に合わせ、仮想の砂浜に立つユカは踊っていた。

 腕を振り、ステップを踏み、腰を振る。

 美しい顔には、笑みが浮かんでいた。

 カメラを構えた男たち……カメラマンたちが、さまざまなアングルでユカの姿を撮っていく。

 ユカはステップを踏みながら半ターンして、カメラマンたちに背中を向ける。

 そして、白いビキニのショーツで包まれている尻を突き出した。

 肉付きの薄い小さな尻……それでも可愛らしいと思わせる形の尻を、ユカは音楽に乗せて左右に振る。

 カメラマンの1人は、ユカの尻をアップで撮った。

 しばらくの間、後ろを向いて尻を振っていたユカは、また半ターンして前を向く。

 監督である男は、仮想の砂浜で踊りを続けるユカに指示を飛ばす。

「ユカちゃん、上、取っちゃおうか」

 ユカは監督の指示に従う。

 少しのためらいも見せることなく、ユカはビキニのブラを外した。足元に落ちる白いビキニのブラ。

 ユカは上半身裸となる。

 露(あら)わになる膨らみの無い胸。カメラマンの1人は、ユカの胸をアップで撮った。

 薄いピンク色の乳首がツンッと目立っているだけの胸。

 この場にいるスタッフは、監督を含めて大半が男だ。

 大勢の男を前にしても、トップレスになったユカは恥ずかしがった様子を少しも見せない。

 堂々と乳首がツンッと目立っているだけで膨らみの無い胸を見せる。

 トップレス姿のユカは笑顔で踊りを続けた。

 しばらくの間、トップレスで踊ってもらった後に監督である男はまたユカに指示を出す。

「それじゃあ……下もぬいじゃおうか」

 ユカはビキニのショーツに両手を伸ばした。

 ビキニのショーツの両端に指を引っかけると、やはり少しのためらいも見せずにサッと一気に足首まで下げる。

 股間と尻がむき出しになった。

 カメラマンの1人は、ユカの股間をアップで撮る。

 ユカの股間は無毛……まだ発毛の兆(きざ)しすらなく、ただ少女の証しであるスリットがあるだけの股間。

 足首から抜いたビキニのショーツを足元に落とし、全裸となるユカ。

 裸身に視線を向けられても、カメラを向けられても、ユカは恥ずかしがらない。

 堂々と裸身を見せる。

 全裸となったユカは踊りを続けた。

 ユカはただのモデルではない。ジュニア・ヌードモデル……裸を披露するのが仕事である。

 裸を見せることに恥ずかしさを感じていては、できない仕事だ。

 全裸を堂々と見せて踊るユカの顔には、楽しそうな笑みが浮かんでいる。

 大勢の男が、ユカに夢中になっていた。

 そのことが楽しいと言いたそうな笑みであった……。

◇◇◇

 都内の小学校、5年生の教室の1つ。そこに結花はいた。

席について文庫本を読んでいる結花の隣、1人の少女が立ちながら雑誌を読んでいる。

 身長は結花と同じくらい……145センチほど。茶色の髪をショートにしており、どこか少年的な顔立ち。

 結花と同じように、美少女と呼んでいい。

「ぬう……また結花が1位か」

 少年的な顔立ちの美少女・宮下純(みやした・じゅん)が読んでいるのは、ジュニア・ヌードモデルの専門雑誌だ。

 純がいま目を通しているのは、ジュニア・ヌードモデルの人気ランキングのページである。

 1位にはユカの名前があった。

「あたしは……また10位か」

 10位にあるジュニア・ヌードモデルの名前はジュン……それは純のことだ。

 純も結花と同じようにジュニア・ヌードモデルだ。

 結花も純も、1年前からジュニア・ヌードモデルとして活動している。

「純、そういう雑誌は教室で読まないほうがいい」

 そう純に注意するのは、結花の後ろの席についている癖の無い黒髪をロングにしている少女だ。

 彼女も結花と純と同じように、美少女と呼んでよかった。

 今は座ってファッション雑誌を読んでいるため分からないが、身長は150センチある。

 結花や純だけではなく、クラスの少女たちの中で一番身長が高い。

 胸には確かな膨らみがある。もう成人型の乳房になっていた。

 メガネを掛けている大人っぽい彼女の名前は遠藤育(えんどう・いく)。

 育に注意され、純はジュニア・ヌードモデル雑誌を閉じてカバンにしまった。

「ねえ、育」

 結花は顔を後ろに向けて育に聞く。

「あの話、どうするか決めた?」

 聞かれた育はファッション雑誌から結花に視線を移し、

「考え中だ」

 と言葉を返す。

 将来の夢はファッションモデルである育。彼女は結花と純が所属している事務所の人間から、ジュニア・ヌードモデルとしてスカウトを受けている。

 育には『輝くもの』があるらしい。

「私は、やってみてもいいんじゃないって思っているわよ」

 結花は育にそう告げる。

「ファッションモデルへの近道よ。ジュニア・ヌードモデル出身のファッションモデルって多いんだって」

「それはスカウトの人から聞いた」

「育がジュニア・ヌードモデルになったら、すぐに人気者になるわよ、きっと」

 そんなことを言う結花に、育は「そうかな?」と聞き返す。

 純は「うんうん」と頷(うなず)く。

「育がジュニア・ヌードモデルになったら、あたしなんか、すぐに追い抜かれそう」

「そうか?」

 疑問の言葉を口にする育に、純は「そうだよ」と返す。

「育は美人だしね。結花の言うとおり、すぐに人気者になるよ」

「そういうのは、自分では分からないな。事務所の人には、もう少し考えると言っておいてくれ」

 育の言葉に結花と純は同時に「りょーかい」と返した。

◇◇◇

 その日、結花はユカとしてジュニア・ヌードモデルの仕事があった。

 仕事を終えて帰宅したときには、そろそろ陽が沈もうとしていた。

「ただいま」

 と自宅に帰ってきた結花を、

「おかえり、結花」

 と1人の少年が迎(むか)える。

 身長160センチほどの、13歳の少年。名前は英太(えいた)。

 英太の両親は事情があり、地方で仕事をしている。

 そのため英太は、親戚である結花の家で世話になっていた。

 結花の両親も仕事が忙しく、帰ってこないことが多い。

 ほとんど英太と2人暮らしの状態だ。

 結花はもう一度、英太に「ただいま」と告げ、荷物を床に置いてバスルームへと向かった。

 汗を流すためにシャワーを浴びる結花。

 結花がバスルームに姿を消すと、すぐにシャワーが流れる音が聞こえてきた。

 その音を聞きながら、英太もバスルームへと向かった……。

◇◇◇

 浴室でシャワーを浴びている結花。

 フックに掛かっているシャワーヘッドから流れる熱い湯を頭から浴びている結花は、

「ふうっ」

 と息をつく。

 シャワーヘッドをフックから外そうとしたときであった……。

 浴室のドアが、ガチャリと音を立てて開く。ドアを開け、浴室に入ってきたのは英太だ。

 英太は結花と同じように全裸である。

 彼が突然、浴室に姿を見せても結花は驚くことはなかった。

「一緒に浴びる?」

 笑顔を向け、そう英太に問う。

 湯で濡れている結花のロングの髪と肌を見ていると、英太の股間で少年の証しが硬く立ち上がっていく。

 英太は結花に歩み寄り、抱きしめる。そして、彼女と唇を重ねた。

「んっ……」

 重なり合った唇と唇のかすかな隙間から、結花の声がくぐもってこぼれる。

 結花とキスをした後、英太は彼女を自分の前にしゃがませた。結花の視界に入ってくるのは、そそり立っている英太の少年の証し。

 結花はソレに美しい顔を寄せていく。ピンク色の舌が伸びて、英太のモノの先端に触れる。

 肉棒の先端にチロチロと小さく這う結花の舌。結花のピンク色の舌はときには縦に、ときには横に動いて英太の肉棒の先端に何度も這う。

 先端に這った後、結花の舌は肉棒の幹の部分に粘(ねば)りつくように這った。

 先端から根元へ、根元から先端へと往復する結花の舌。

 英太の肉棒は、結花の唾液で濡れていく。

 何度か舌を往復させた後に、結花は口を大きく開けた。

 そして、

「んっ……あむっ……」

 英太の肉棒を口の中に含んだ。

 口の中に肉棒を含んだ結花は、唇をしっかりと密着させる。

 頭を前後に動かす結花。唇が、英太のモノをしごく。

 結花の唇で肉棒をしごかれ、英太は満足そうな吐息を漏らす。唇でしごかれているうちに、英太のモノはたくましさを増していった。

 数分ほど唇でしごいてもらうと、英太は結花の頭を両手で軽く掴んで後ろに大きく引く。

 結花の口から英太のモノが抜ける。

「四つんばいになって、後ろを向いてくれ」

 英太に言われ、結花はそのとおりにした。

 彼に背を向け、その場で四つんばいになる結花。肩越しに英太を見ると、結花は肉付きの薄い小さな尻……それでも可愛らしいと思わせる形の尻を小さく左右に振る。

 英太は結花の後ろで膝をつき、彼女の細い腰を抱く。そして、股間でそそり立っているモノに狙いを定めた。

 股間に硬い肉の感触を受けると、肩越しに見える結花の顔に妖(あや)しげな表情が浮かぶ。

 英太を誘っているような表情……。

 結花のそんな表情に引っ張られるように、英太は腰を突き出していた。

 肉棒が少女の証しであるスリットを左右に割り広げ、秘洞へと突入する。

「ふぅああっ!」

 股間から衝撃混じりの快感が疾走してきて、結花は声を響かせながら首を反らす。

 秘洞は突入してきた肉棒を歓迎するかのように、ギチギチときつく締め付けてきた。

 英太に悦(よろこ)びを与える締め付け。

 その締め付けを楽しみながら、英太は腰を動かしはじめる。

「あっ、あっ!」

 英太が腰を動かし、肉棒で秘洞を突くたびに結花の内側を快感が走った。

 シャワーが流れる音に、結花の声が混ざって浴室に響く。

 快楽の色で染まっている結花の声……。

 英太は夢中になって、腰を動かし続ける。浴室にはシャワーが流れる音と結花の声の他に、彼女の尻と英太の腰がぶつかり合うパンパンッ、パンパンッという音が響いた。

「ああっ! あっ、あっ!」

 快感で酔ったような表情を美しい顔に浮かべる結花。肉棒で突かれるたびに、四つんばいになっている裸身が前後に揺れる。

 肩越しに見える結花の顔を見つめながら、英太は腰の動きを速くさせた。

「はうあっ! ああっ! ふぅああっ!」

 甘い声を大きく響かせる結花を突く英太の肉棒は、いつしか脈動を開始していた。

 結花の秘洞を一突きするたびに、肉棒の脈動は大きさを増していく。

 英太はラストスパートをかけるように、腰の動きをさらに速くさせる。

「ああうっ! あっ、あっ! ふぅあうっ!」

 結花の潤っている声を耳にしながら、英太は肉棒が抜けるギリギリまで腰を引く。

 そして勢いを乗せて一気に突き出す。肉棒が、秘洞の奥の奥まで強く突いた。

「くうあああっ!」

 凄(すさ)まじい衝撃が股間から脳天へと疾走し、結花は声を響かせつつ背中を弓なりに反らす。

 直後、彼女の秘洞の中で英太のモノが弾ける。

 弾け、白濁した体液を放つ。

「ああ……」

 結花は秘洞に放たれた英太の体液を熱く感じた。

 秘洞から肉棒が抜かれると、秘洞から白濁液が溢(あふ)れて結花の股間や内股を白く汚していく。

 腰から英太の手が離れると、結花はその場に突っ伏す。

 荒く呼吸している結花を見下ろす英太の股間では、まだ肉棒がそそり立ったままである。

 英太は結花をうつ伏せからあお向けにさせると、彼女の両脚を腋に抱えた。

 再び秘洞に押し込まれる肉棒。

「あふうっ!」

 再び股間から全身へと快感が疾走し、結花は首を反らしながら喘(あえ)ぐ。

 英太は腰を動かし、再び結花の秘洞をえぐった……。

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