南條紗希(なんじょう・さき)には、いくつか買いたいものがある。
しかし、それなりの金額なので手が出せない。
アルバイトでもしようかと思っても、彼女の年齢……11歳という年齢では、できるアルバイトなど無い。
買いたいものをガマンするしかなかった。
◇◇◇
その日も秋彦は、華蓮の作品を撮影することにした。
ダークウェブ内に作ったサイトの会員は、順調に増えている。
撮影用のマンションの一室に、秋彦たち撮影スタッフと華蓮は集まっていた。
ヴァーチャルセットが青い海と空、そして白い砂浜を投影する。
仮想の白い砂浜に立つ華蓮は、緑色のセパレートの水着という格好だ。
そんな格好の華蓮は美しい顔に笑みを浮かべ、ミュージックプレイヤーから流れる音楽に合わせて踊る。
水着姿で腕を振り、ステップを踏み、腰を振る華蓮の姿をカメラマンたちが、さまざまなアングルで撮っていく。
華蓮はステップを踏みながら半ターンし、カメラマンたちに背を向ける。
そして緑色の水着に包まれている尻を突き出す。カメラマンの1人は、彼女の尻をアップで撮った。
華蓮は突き出した尻を音楽に乗せて左右に振った。
大きく速く尻を振っていたかと思うと、小さくゆっくりと振る。小さく速く振っていたかと思うと、大きくゆっくりと振る。
華蓮は変化を付けて尻を振った。
しばらくの間、尻を振るのを見せていた華蓮はステップを踏みながら、また半ターンして前を向いた。
「華蓮、先に下を脱いでくれ」
指示を飛ばす秋彦。華蓮はその指示に従う。
両手をセパレートの水着のボトムへと伸ばす。ボトムの両端に指を引っかける華蓮。
美しい顔に笑みを浮かべたまま、彼女はわずかに背中を曲げて、セパレートの水着のボトムをサッと一気に膝まで下げた。
無毛の股間……発毛の兆(きざ)しすらなく、ただ少女の証しであるスリットがあるだけの股間がむき出しとなる。
華蓮は水着のボトムを両脚から抜き、放り投げた。
下半身だけ裸となった彼女は、踊りを続ける。
数分ほど下半身裸で踊ってもらった後に、秋彦はトップも脱ぐように指示を出した。
華蓮はセパレートの水着のトップも脱ぎ、全裸となる。
全裸で踊りを続ける華蓮。秋彦は視線を横に向けた。そこには1人の青年が控えている。
今回の作品の、華蓮の共演者である青年だ。
秋彦はバスローブを着ている彼と、華蓮に指示を出す。青年はバスローブを脱ぐ。
バスローブの下には、なにも着ていない。青年は裸となる。
裸となった青年は、仮想の砂浜で踊っている華蓮へと歩み寄っていった。
踊りを続けている華蓮は、裸で近づいている青年に笑みを浮かべた顔を向けた。
華蓮に歩み寄る青年の股間では、野太く長い肉棒がそそり立っている。
彼に裸身を見せつけるように、華蓮は踊った。
華蓮の前に立った青年は、彼女を抱き寄せ、片方の腕で細い腰を抱く。もう片方の手は、肉付きが薄くて小さな尻……それでも可愛らしいと思わせる形の尻へと伸びていった。
青年の手はそのまま華蓮の尻を撫で回す。その動きは、とても巧みである。
「ああ……」
撫で回される尻から快感が広がってきて、華蓮は声をこぼす。
彼女の口からこぼれる声には、甘い色があった。
「あっ、あっ……」
可愛らしい形の尻を手のひらで愛撫され、甘く喘ぐ華蓮。快感によって、彼女の美しい顔はほんのりと赤く染まっていく。
しばらく尻を撫で回していた青年は、クルリと彼女の体を反転させる。
カメラマンたちに体の前を向ける形となる華蓮。
尻を撫でていた青年の手は、彼女の無毛の股間へと伸びていった。巧みな動きで無毛の股間を愛撫する青年の手。
「ああ……あっ、あっ……」
股間から生じてきた快感で、華蓮は潤っている声を青年や周囲に聞かせる。
華蓮の腰を抱いている青年のもう片方の手は、乳首がツンッと目立っているだけで、まだ膨(ふく)らみが無い胸へと伸びていく。
無毛の股間を愛撫しつつ、胸も愛撫する青年。
膨らみの無い胸も愛撫され、華蓮が抱く快感が強まる。
「あふっ……ふぅ……ああ……」
華蓮の口から漏れる声、その中にある甘い色が濃さを増していった。
そんな彼女の声を聞きながら、青年は愛撫を続ける。
体の内側を疾走する快感で、華蓮は顔だけではなく全身をほんのりと赤く染めていった。
数分ほど華蓮の体を愛撫していた青年は、また彼女をクルリと反転させて、自分の方に向かせる。
青年の手によってしゃがまされる華蓮。青年は股間でそそり立っているモノを、華蓮の美しい顔に突きつけた。
華蓮はピンク色の舌を伸ばしながら、ソレに顔を寄せていく。
野太く長い肉棒の先端に、華蓮の舌がチロチロと小さく這う。何度も先端に舌を這わせた後に、舌を絡めるように幹の部分を舐める華蓮。
青年の肉棒は、華蓮の唾液で濡れていく。
華蓮は口を大きく開け、怒張している肉棒を含んだ。華蓮の口には太すぎるモノ。
それでも華蓮は懸命にソレを頬張り、唇を密着させた。そして、
「んっ……んふっ……んじゅ……」
頭を前後に動かし、唇で肉棒をしごいた。
華蓮の唇で怒張をしごかれて、青年は満足そうな吐息をこぼす。
青年は華蓮の頭を撫でた。華蓮は肉棒を口に含んだまま青年の顔を見上げ、ニコリとした笑みを美しい顔に浮かべる。
しばらくの間、華蓮の唇で怒張をしごいてもらうと、青年は両手で彼女の頭を軽く掴んだ。
後ろに大きく引かれる華蓮の頭。口から怒張が抜ける。唇でしごかれた青年のモノは、たくましさを増していた。
ヴァーチャルセットが仮想の景色を消す。そこは、ただ大きなベッドがあるだけの部屋に戻る。
青年は華蓮を抱え上げると、ベッドに横たわらせた。
華蓮の両足首を掴んだ青年は、脚を大きく左右に広げる。華蓮はされるがままだ。
青年は華蓮の股間に顔をうずめる。そして舌を伸ばし、少女の証しであるスリットに沿って這わせた。
舌が少女の部分を愛撫する音と共に、
「あっ、あっ……」
という華蓮の声が混ざって部屋の中に響く。
華蓮の少女の部分は、すぐに淫らなメスの蜜で濡れていく。
青年は無毛の股間から顔を離すと、華蓮の両脚を腋に抱える。そして、そそり立つ怒張の狙いを定めた。
青年の腰が突き出される。怒張が少女のスリットを左右に割り広げ、淫蜜で濡れている秘洞へと突入した。
「ふぅああっ!」
股間から脳天へと快感が混ざった衝撃が疾走し、華蓮は甘い声を響かせながら首を反らす。
ギチギチときつく肉棒を締め付ける華蓮の秘洞。青年はその締め付けを楽しみつつ、腰を動かしはじめる。
野太い怒張が華蓮の秘洞をゴリゴリ、ゴリゴリとえぐった。
秘洞をえぐられるたびに快感が疾走し、
「ああっ! あっ、あっ!」
と華蓮は甘い声で喘ぐ。
彼女の喘ぎ声を聞きながら、青年は腰を動かし続ける。
肉棒が出入りを繰り返すたびに、秘洞を濡らす淫蜜が滴(しずく)となって飛び散って、ベッドのシーツに点々としたシミを作っていく。
青年は回転の動きも加えて怒張しているモノで華蓮の秘洞を突いた。
「あふぅっ! あっ、ああっ!」
快感で裸身を赤く染め、華蓮は潤っている甘い声を口から響かせる。
秘洞は肉棒を締め付けるだけではなく、ウネウネと蠢(うごめ)いて刺激を加えてきた。
締め付けと蠢きで怒張を刺激され、青年は腰の動きを無意識のうちに激しくさせる。
「ふぅああっ! ああふうぅっ!」
華蓮の内側を疾走する快感が強まった。
それに合わせ、彼女の口から響く声が大きくなる。
青年はどれほど肉棒で華蓮の秘洞を突いただろうか。やがて肉棒は脈動を開始した。
秘洞を一突きするごとに、肉棒の脈動は大きさを増していく。
ラストスパートをかけるように、青年は腰の動きを速くさせる。
裸身を前後に揺さぶられる華蓮の口から響く喘ぎ声は、さらに大きくなっていった。
青年は肉棒が抜けるギリギリまで腰を引き、そして勢いを乗せて強く突き出す。
野太いモノが、秘洞の奥の奥まで突いた。
「あふあああっ!」
凄(すさ)まじい衝撃が快感と共に疾走し、華蓮は背中を弓なりに反らしながら甘い声を響かせる。
秘洞から青年の怒張が引き抜かれた。直後、ソレは弾けた。弾け、白濁した体液を放つ。
放たれた白濁液は華蓮の股間や内股を白く汚していった。
青年が腋から脚を離すと、華蓮はクタッと脱力する。赤く染めた全身を汗まみれにして、荒く呼吸している華蓮。
そんな彼女を見下ろす青年の股間では、まだ肉棒が隆々とそそり立ったままである。
青年は華蓮をあお向けからうつ伏せにさせた。彼女の細い腰を両手で抱くと、尻を高く上げさせる。
そして、後ろから再び怒張を秘洞へと押し込む。
「ふぅあっ!」
快感混じりの衝撃で背中を反らし、声を漏らす華蓮。
青年は腰を動かし、また華蓮の秘洞をゴリゴリとえぐった。肉棒が秘洞をえぐる音と共に、
「あっ、あっ!」
という華蓮の潤っている声が響いた……。
◇◇◇
華蓮の動画は、どれも評判が良い。しかし、ある意見もあった。
『華蓮以外の動画も見たい』、『他の少女の動画も見たい』というものだ。
それは秋彦も考えていたことである。
華蓮だけでは物足りなくなる会員もいるだろうと思っていた。なので、他の少女の動画も撮りたいと考えている。
しかし華蓮以外にアテというものがない。それでも、どうにか出演してくれる少女を見つけようと秋彦は思った。
◇◇◇
秋彦が動画に出演する少女を探している……そのことは、華蓮も知っている。
なにかと世話になっているので、協力しようと華蓮は思った。
丁度よさそうな少女が1人いる。それは紗希だ。
秋彦が紗希をどう思うかは分からない。それでも華蓮はスマートフォンで彼女の姿を隠し撮った。
そして、それを秋彦に見せる。
スマートフォンの画面に映った紗希の姿を見て秋彦は「ほう」と感心したような声を漏らす。
「可愛い子だな」
「動画に出演したら、人気が出るんじゃないのかしら?」
華蓮の言葉に秋彦は「ああ」と頷(うなず)く。
「人気が出るのは確実だ」
「彼女を誘うの、簡単よ」
「どういうことだ?」
「お金が欲しいみたいよ。だから、それなりのギャラを出すって言えば、簡単に誘えるわよ」
「なるほど。なら華蓮、少し手伝ってくれ」
秋彦は華蓮にあることを頼む。頼まれた華蓮は「分かった」と答えた。
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